維持会奨学生からのメッセージ ー東京都出身

東京都出身

このたびは慶應義塾維持会奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。ご支援をいただきました維持会会員の皆様に深く感謝申し上げます。この感謝の気持ちを忘れず、勉学に励み、社会に貢献できる人になるよう日々努力を続ける所存です。
私は多くの分野の学問に興味があるため、必修科目に加え、選択科目としてさまざまな授業を履修しております。また、夢を実現するために社会貢献や国際交流を目的とした活動にも取り組んでおります。しかし、学生ローンを組んで学費を支払っているため、ローンの返済と生活費を賄うために、勉学や社会貢献活動と並行してアルバイトもしなければなりません。体力的にも精神的にも負担を感じております。今回、奨学生に採用していただいたことにより、学費や生活費の負担が軽減され、勉学に集中しながら将来の夢を実現するための活動に専念できることを大変嬉しく感じております。今後は勉強や社会活動を通じて得た知識やスキルを活かし、将来的に社会に価値を還元できるよう努めてまいります。
将来、私は途上国や新興国の経済を活性化するスタートアップ企業を立ち上げ、国際的な舞台で活躍したいと考えております。一年生の時に参加した国際交流プロジェクトで、東南アジアの諸地域を訪れた際に、日本企業だけでなくさまざまな国の企業が参入し、文化や言語の壁を超えて協力することで経済が活性化している様子を見て深く感動しました。私もこれらの企業のように、経済が発展している地域や途上国で現地の人々と共にビジネスを創出し、経済の発展とともにより多くの人々が幸福で充実した生活を送れる環境を創り出したいと考えております。そのために、まず大学で勉学に励み、特に興味のある開発経済学について研究を進めたいと考えております。さらに、言語の学習や専門知識の習得に努めながら、スタートアップイベントや国際交流、社会問題に関するイベントにも積極的に参加し、引き続き努力してまいります。
末筆ではございますが、慶應義塾維持会の皆様のご健康とますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

東京都出身 経済学部2年(2024年度)


この度は、2024年度慶應義塾維持会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。ご支援をいただきました維持会会員の皆様に深く感謝申し上げます。大きな支援をいただけることを身に刻み、今後の学業における学びに、より一層磨きをかけていきたいです。
私は現在、急性期や慢性期、終末期、精神学、小児学といった多岐にわたる病態学と看護学について学んでおります。3年生になってから勉強量は一段と増え、各学問の学びが複雑に絡み合うようになり、日々奮闘していると同時に新しい学びを得られることにやりがいを感じています。その学びを演習でも生かすことで、より看護に対する興味と熱情が増していきます。事例演習を行う際に常に思うことは、看護における選択肢は対象者の数だけあるということです。数字のように明確な解答はなく、最善の選択に迷ってばかりですが、身体的・精神的・社会的なアセスメントが十分にできるように座学による知識や実習での実践を通して学んでいきます。
そして私は産業保健師として働くことを夢見ています。この慶應義塾大学で得られた学びは病院内に留まらず、企業に、社会に還元していくことが目標です。特に予防医学に尽力することで医療のみならず、財政にも影響を与えるでしょう。そしてライフイベントに富んだ年代をサポートすることで、病気のみならず心理社会的側面の支援が非常に重要となります。そのような支援ができるのは保健師の特権です。保健師の役割を十分に発揮できるように社会的健康課題の解決に向けて勉学に励むとともに、海外での知見も広げることを目的とした海外研修に参加することで看護の専門性を深めていこうと考えています。
最後になりますが、重ねて慶應義塾維持会の皆様には御後援頂きますこと、誠に有り難く、厚くお礼申し上げます。今後の学生生活で学業に全力を注ぐことができるのは慶應義塾維持会の皆様のおかげです。奨学生として恥じぬよう、社会に貢献できる人材として将来活躍できるように学業に励んで参ります。また慶應義塾維持会のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

東京都出身 看護医療学部3年(2024年度)


I would firstly like to express my humble and sincere gratitude for the opportunity to be one of the recipients of the Keio Gijuku Ijikai Scholarship.
Last year, my father who was the sole provider of the family went through a horrible incident where he fell a victim to a financial scam that caused him to lose all his savings. With the financial pressure of the need to provide for a family of four, I worked very hard to secure part-time jobs and internships to not be a financial burden on my father. However, after his health deterioration impacted his ability to work, the financial responsibility of the whole family fell upon me.
I am currently a 4th year 2nd semester student at Keio SFC pursuing my Bachelors. Throughout my school years, I have participated in various school-related activities like helping GIGA freshmen adapt to their new university environment, aiding in organizing circle and kenkyukai orientations, helping Gakuji with understanding their students’ needs, and being the tour lead for the tour groups of students and parents that come to visit Keio SFC during open campus. In the same time, I worked hard in my kenkyukai and classes to maintain my academic record. I gave my best in all classes while learning knowledgeable skills and advice from not just professors, but seniors as well. With my research achievements in my kenkyukai, I was eventually invited to participate in domestic and international research conferences where I was able to meet quite a lot of qualified researchers, professors, and graduate school students through whom, I learned a lot about their struggles, experiences, motivation, and most importantly, life advice.
With a job offer secured already, I will be working immediately after I graduate with all the skills and knowledge I’ve gained at Keio in an industry that helps bring foreign talents to Japan, introducing diversity and various job opportunities in Japan.
I am extremely grateful that I can reduce the financial burden on my father and myself with this scholarship. With only one semester left, this scholarship is going to help me graduate by helping me pay off my tuition fees and help me achieve my planned career and future goals. I sincerely wish the best for Keio SFC, and hope that with the Ijikai association’s support, other students like me grow immensely in their character to help uplift and support modern society.

東京都出身 環境情報学部4年(2024年度)