維持会奨学生からのメッセージ ー富山県出身

富山県出身

この度は慶應維持会奨学金のご支援をいただけることとなり、誠に感謝しております。私は今、将来官僚として日本をよりよくするために働くことを目標に、特にマクロ経済学や法学、政治学の分野に興味を持って学習に励んでおり、専門性の高い授業内容や初めてのオンライン授業などに戸惑いつつも、教員の方々や友人に助けてもらいながら日々学びを深めることができています。また、塾講師のアルバイトでもたくさんの経験を積むことができ、知識を深め身につけること、そしてそれらをわかりやすく伝えることの面白さや重要性を日々感じています。私には今現在、今後の学生生活で力を入れて取り組もうと思っていることが二つあります。
まず一つ目は経済学の知識をとことん深めることです。経済学部に在籍する学生として、将来的には経済の分野から国の政策を考えられるように深い知識を見につけたいと思っています。経済系のサークルにも入会したので積極的に経済分野の方々のお話を聞くなどして、様々な面から経済学に触れてみたいと思います。
二つ目は日本や世界の現状をよく理解することです。これまでの受験勉強では教科書の内容ばかり勉強していて、私は社会情勢に関する知識が不足していると感じています。ですが、今後社会で活躍したいと思う時、現在の社会への知識不足は致命的だと思います。4月になってからテレビで積極的にニュースを見るように心がけているところですが、今後は専門的な本に触れたり、海外のニュースを読んだりしてどんどん知識を吸収していきたいと考えています。
この二点を常に意識しつつ、良好な人間関係や親元を離れての生活を確立させ、良い意味で忙しく、実り多い学生生活にしたいと思っています。そして、少子高齢化による社会保障費の増大や人口の減少、家庭の所得による教育格差、東京への機能の一極集中など、日本の社会問題に対する解決、対応策を自分なりに見つけ、この国に大きく貢献できるような人間になって社会に出たいと強く思っています。
最後になりますが、奨学金での大きなご支援によって学問に集中しやすい環境を整えていただけたことに心から感謝しています。ご厚意を裏切ることのないよう、学生生活の全てに一生懸命取り組み、立派な社会人になれるよう努力します。

富山県出身 経済学部1年(2021年度)


この度は慶應義塾維持会奨学金に採用していただき誠にありがとうございます。貴会のみなさまのご支援のおかげで金銭面での不安を拭うことができ、感謝の思いでいっぱいです。
私の家庭は4人家族なのですが、父親が群発頭痛と糖尿病を患っている影響で将来的に安定した収入が見込めず、私自身も副腎機能不全とてんかんを患っており、その治療を今後も継続していく必要があります。私は4月の初めに一人暮らしをするために地元から東京に出てきました。それからは、アルバイトを二つ掛け持ちして生活資金を稼ぎながら学業に励んでおりましたが、貴会のみなさまのおかげで金銭面での憂いなく学業に打ち込むことができるようになりました。貴会のみなさまには感謝をしてもしきれません。
私は将来メディア関係の職に就きたく、知見を広げるために一つの分野に拘らずに様々な授業を受けています。商業学、経済学、統計学などの学部特有の授業から心理学、文学、哲学などに至るまで多岐に渡る授業を学んでいます。その中でも特に力を入れているのは哲学です。一見、哲学は実用的ではない学問のように思えます。しかし、哲学は常識に疑問を持ち、答えを追求する学問であり、このような疑問に対して答えを吟味する行為はどのような場面にも存在します。そう考えると哲学はとても実用的なものであると言えます。私は哲学という学問を通して社会で必須となる議論・解の吟味のスキルを身につけたいです。また、第二言語のフランス語の学習にも力を入れています。グローバル化が進む現代では様々な国籍の人々と関わることが以前に比べて多くなっており、英語は話すことができて当然という風潮が確立しつつあります。そこで武器となるのが第二言語であり、それを学ぶことで、現代社会で生き抜く力を身に付けることができると信じて頑張っています。
最後になりますが、慶應義塾大学で学べることと、貴会から頂いた奨学金への感謝を忘れず、今後も学問の深み、楽しさを追求しながら、自分自身の人間性も高めていきたいと思っています。このたびは本当にありがとうございました。

富山県出身 商学部1年(2020年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学生に採用していただき、誠に有難うございます。多くの慶應義塾生の中から私を選んでいただいて本当に感謝しています。頂いた奨学金は、来年の学費にあてさせていただきます。私は母子家庭で、決して裕福とは言えない環境にいます。その中でこの慶應義塾維持会奨学金を頂けることが決まり、母親も心から安堵している様子でした。これで母親に少し恩返しができたと思うと嬉しいです。
私は、大学生活を有意義に過ごしたいと思っています。学業はもちろん、サークルも怠りたくありません。また、就職活動や就職後のことを考えて、様々な検定にもチャレンジしていきたいと思っています。このように私が様々なことに興味を持ち、挑戦していこうとする中で、悩み所となっていることがお金についてです。私の両親は今年の1月に離婚をしました。現在は母親の収入と私のアルバイト代で生活しています。私は現在、塾の事務のアルバイトを週1回、家の近くのパン屋で販売のバイトを週3回しています。また、母親の仕事の関係で、私は神奈川県、母親は富山県に住んでおり、二重生活をしている状態です。そのような中で、私が様々なことに挑戦しようとすることは、母親にとって負担になってしまうことは間違いありません。しかし、そのような中でこの慶應義塾維持会奨学金を頂けることが決まり、学費だけでも安心することが出来て本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
私は現在、法学部政治学科に在籍しています。高校生時代の授業とは違う講義という形式の中で、戸惑うこともありますが、高校では学ぶことのできない内容をたくさん学べて今とても充実しています。この先、慶應義塾維持会奨学金を頂いている身だということを忘れずに学業に励んでいきたいと思います。また、私の夢は、マスメディア関係の仕事に就職することです。この夢をかなえるための努力も怠らず、日々努力していきます。

富山県出身 法学部1年(2018年度)


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