維持会奨学生からのメッセージ ー和歌山県出身

和歌山県出身

この度は昨年に引き続き、慶應義塾維持会奨学金に採用していただき心より感謝申し上げます。昨年に於きましては、維持会の皆様のご支援により勉学に集中することができました。昨年に引き続き今年も、新型コロナウイルス感染症の影響に加えて、私の学費や生活費、妹二人が私立学校に通っていることにより、家計は圧迫された状況にあります。よって自分自身のアルバイトによる収入を増やすしかなく、そうなると勉学に集中できない可能性が大いにありました。しかしながら今回、奨学金をいただけることで勉学に集中できるようになり、大変うれしく思っております。
私は現在、理工学部管理工学科に在籍しています。昨年、私は管理工学科で金融工学について学ぶことを決意しました。それは、確率や統計といった、工学的な手法を用いて投資や資産運用を分析するという点に魅了されたからです。今後はより専門的な学びを得ていきますが、常に主体的な姿勢を忘れずに学問に励みます。また、管理工学科では金融工学だけでなく、人間工学やインダストリアルエンジニアリングといった内容についても学びました。これらの内容は、私が管理工学科に進み、初めて見知った内容でありました。このような分野にも興味がわき、学習していきたいと思いました。今後は金融工学を主として、そのほかの分野も疎かにせずに学問に励むことで、逆T字型の人材になれるように努力します。
「社中協力」という言葉に象徴されるように、義塾にはどこにも負けない強い結束力があります。今は自分が助けてもらっている立場ですが、卒業後社会に出てから自分が助けてもらったもの以上を還元したいと思っております。そして義塾が誇れるような卒業生、社会に必要とされる人材になりたいと思っています。そうなるために、これからの大学生活において常に自ら学ぶ姿勢を忘れずに、一日一日を大切にし、充実した大学生活を送ります。 
この度は慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、重ねて感謝申し上げます。奨学生としての自覚と責任感を持って今後の大学生活に励みます。

和歌山県出身 理工学部3年(2022年度)


この度は慶應義塾維持奨学金の給付者として採用していただいたこと、心から厚く御礼申し上げます。私は地方出身者で、現在一人暮らしをしながら大学生活を送っています。そのため、学費に加え、生活費や交通費などの出費があります。私は薬学部に在籍しているので、他学部よりもさらに学費が高額となり、年収の少ない私の家庭では、家庭の出費全体に占める教育費の負担が大きく、奨学金がなければ通うことができないという厳しい状況でした。アルバイトをしても足りないため、非常に不安でした。そんな不安の中、奨学金の採用をいただき、大変うれしく思います。アルバイトに明け暮れ、学業を疎かにしてしまうかもしれないという不安は解消され、学業にいっそうの精進を重ねていく所存でございます。また、大学でしかできないこと、部活やアルバイトなど、様々なことに挑戦し、本学慶應義塾大学で様々な経験を積んでいきたいと考えています。
私は、将来に製薬会社に就職して、薬の研究をしたいと考えています。抗がん剤のように副作用の大きい薬はこの世にまだまだあり、それに苦しみ、闘病生活をしている人は多くいます。私は、副作用を最小限にして、効果を最大限にして、ひとりでも苦しむ人が少なくなるように研究したいと考えています。今はまだ薬学についての専門的な授業はありませんが、薬理学など私の興味のある分野や将来に直結する学問を学べると思うと楽しみであります。
現在、私は運動部のマネージャーをしています。大学ではしたことがないことを積極的にしたい、また社会に出てからではできないことをしたいと考えていたので、マネージャーという初めての経験をしたいと考え、入部いたしました。マネージャーの仕事は予想を上回る忙しさですが、臨機応変に動くこと、自らできることを探して率先して行動するなど多くのことを学べ、これからも精進していきたい一心でいます。アルバイトでは、飲食店で働いており、スピーディーかつ正確さを求められるため、心身ともに大変ではありますが、やりがいを感じますし、周りをよく見ること、自分のできることを率先してする、相手のことを一番に考えるといった経験を積むことができています。アルバイトや部活、周りの仲間たちと過ごす大学生活の中で、社会人になるための準備をしたいと考えているので、これからも多くのこと、興味を持ったものに積極的に取り組んでいきたいと考えています。
重ね重ねとなりますが、今回奨学生として採用していただき、また大学生としての可能性を拡げていただき、誠にありがとうございました。

和歌山県出身 薬学部1年(2022年度)


この度、慶應義塾大学維持会奨学生として採用していただいたことを心より感謝申し上げます。昨年度に引き続きご支援を賜り、感謝の念に堪えません。
大学に進学してからの2年と半年、それまでいた世界では想像もつかないような経験を積むことができました。今までの人生で最も濃密な時間であったとさえいうことができます。
私に人として成長するきっかけをくれたのは、思い切って飛び込んだ世界での「人との出会い」でした。特に夢中になって取り組んだ高校生への金融教育を推進するNPO法人での活動で出会った同じ大学生ボランティアスタッフや、豊かな人生経験を語ってくださった様々な年代の方との交流は、私にとって生き方を再考するきっかけとなるかけがえのない財産となりました。人と信頼関係を築くとはどういうことか、そして自分の直感に自信を持って新しい世界に飛び込むことがどれほど重要かを学びました。
私が今挑戦したいことは、学問です。大学3年生になり、FinTech分野における法整備の研究を行うゼミに所属しました。高校時代興味を持って学んだ経済と、大学時代学んだ法律、そして未だ嘗て学んだことがなかったITという3つの領域が交差する学びに触れる中で、夢中になって研究に取り組む自分に気づきました。今まで将来の夢を抱いたことがなく、自分が何をやりたいのか、何を成し遂げたいのかもわからないまま生きてきましたが、慶應義塾で今深めている学びを追求することこそが自分の成し遂げたい夢の一つであると気がつきました。正直に申し上げますと、私が学問の道を志すことによって社会に貢献できると、今はまだ自信を持っていうことはできません。しかし、これまで幾多の困難があったにも関わらず、たった一人で私を育ててくれ、将来の道を模索する私を温かく見守ってくれた母、そしてご支援の輪を広げてくださった慶應義塾維持会の皆様の恩に報いることができるような人になりたいと強く思います。
最後になりましたが、慶應義塾維持会の皆様に深くお礼申し上げます。経済的な事情で選択肢を狭めることなく、自由に悩み、将来の道を模索することができるのは一重に皆様のご支援の賜物です。最後に繰り返しにはなりますが、慶應義塾維持会奨学金に採用していただいたことに深く感謝いたします。

和歌山県出身 法学部3年(2022年度)


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