山形県出身
この度は慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。地方から上京してきた私にとって、家族以外にも支えて下さる方々がいることは本当に心強く、ありがたいです。感謝致します。
金銭的な余裕がある家庭ではないにも関わらず、両親は私の意志を尊重し慶應義塾大学への進学を認めてくれました。山形県からの進学であったため、学費の他にも家賃、生活費など様々な面で両親に経済的負担をかけてしまうことに不安を感じていました。慣れない場所の一人暮らし、学業と課外活動、アルバイトとの両立も不安でした。この度、慶應維持会奨学金の奨学生として採用していただけたことで、両親への経済負担を減らせること、落ち着いて学業に励むことができることを非常に嬉しく思っております。本当にありがとうございます。
私は、慶應義塾大学の実学の精神に魅力を感じ進学することを決めました。変わり続ける世の中において、実学の精神のもと、時には批判的に物事を捉えながら、真理を追求することはとても重要なことだと考えます。
私が商学部で力を入れて学びたいことは、マーケティングと英語です。商業に関することを学ぶ中で、様々な分析により論理的に消費者の心を動かす商品やサービスを提供していくマーケティングは、理論で感動を生み出すことのできるものだと考えるようになりました。情報化が著しい時代ではありますが、人間にしかない感情や気持ちを大事にしたいと考える私にとって、魅力的なものです。また、世界中の人々とコミュニケーションをとり多様な価値観に出会えるように英語ディスカッションなどの授業を通して、ツールとしての英語を身につけたいです。
卒業後については具体的な目標は定まっていませんが、人との関わりの中で心を動かすものを作り上げる仕事をしたいと考えています。コマーシャルやイベントなど様々なプロジェクトに携わる仕事をしたいです。
慶應義塾大学には本当に色々な人がいます。多様なバックグラウンドを持った人たちに日々刺激を貰いながら学ぶことができる環境は、私にとって最高の環境です。卒業後も様々な方面で活躍し刺激を与えてくださる先輩方のように、私も大学での学びを通して少しでもより良い世の中にできるような人財になるために日々学び続けます。改めて、慶應義塾維持会の皆様に心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
山形県出身 商学部1年(2022年度)
この度は慶應義塾維持会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございました。今後の大学生活においても勉学、部活動その他の諸活動に積極的に取り組み奨学生としての責任と自覚を持ち、感謝の気持ちを忘れず日々精進して参ります。私が今後の学生生活で主に力を入れていきたいことは二つあります。
一つ目は、法学、政治学の基礎知識を身に着け、教育の分野につなげていくことです。私は将来、現在の教育環境を見直し、より多くの子供たちの多様性を尊重した教育現場を作ることに尽力していきたいと考えております。そのためにも自国や他国の法制度からより新しく多くのニーズに対応できる教育制度を考え、政治の力でそれを成し遂げていくための具体的かつ実践的な方策を自分なりに考えてまいりたいと思います。
二つ目は、私が所属する体育会蹴球部において、チームの目標である対抗戦優勝、大学選手権優勝に貢献することです。入部してから約2か月を経て、改めて体育会蹴球部が多くの方に支えられ、愛されている組織なのだということを再認識することができました。100年以上の伝統を持つ蹴球部に新たな歴史の一ページを加えるべく、日々支えてくださる方々への感謝の気持ちを忘れず日々練習に励んでまいりたいと考えています。そのためにもチーム内では誰よりも努力することを惜しまず、日々の練習を振り返ることを積み重ねていきたいと思います。また、時には仲間と本音でぶつかり合い、互いに切磋琢磨することで一アスリートとしてだけでなく人間的にも成長していきたいと思います。
私はさまざまな授業で多くの先生方から大学というのは自ら学びを得ていく場所だという話を伺ってきました。それゆえ上記のことだけにとどまらず自ら主体的に多くのことを学び多くの人や考え方に触れ奨学生として恥じない生活を心がけていきたいと思います。そして福沢諭吉の精神にもあるように自らの考えを持ち、他学生の模範となれるよう尽力して参ります。この度は誠にありがとうございました。
山形県出身 法学部1年(2021年度)
慶應義塾維持会奨学生に採用していただいたこと、心より感謝申し上げます。
家庭の事情で、入学してからかなりの時間をアルバイトに費やしておりました。自らの決断で東京に出てきたものの、学びを深めるという当初の目標から逸れていく毎日に非常に辛い思いを抱えておりました。3年生に進級してもアルバイトを続ける中、コロナウイルスが猛威を振るい、アルバイト先から解雇命令が出てしまいました。精神的衝撃が大きく、またゼミ活動や就職活動が始まる中で自らが金銭面で不安を抱え続けていくことに失意の念を抱えておりました。しかし、アルバイトをする中でも無理やりにでも勉学に時間をさき、学力評価を維持していたことが私に味方をしてくれたのかもしれません。解雇命令が出たあと、慶應義塾維持会様に出願いたしました。採用の文字を見たときは嬉しさで打ち震え、解雇命令の衝撃を乗り越えることができました。
アルバイトに時間と体力を奪われていましたが、今では学習や就職活動について落ち着いて考える時間を持つことができました。この時間がわたしにとっては何よりも有益です。支援していただいているすべての方々に感謝をして、残りの学生生活を歩んでいきます。
これからの目標として、2つ挙げさせていただきます。1つはメディア業界からの内定をいただくことです。昔からの好奇心の強さと社会に対する興味を持つゆえ、メディア業界で働くことが自らの人生を生き生きとさせると考えております。メディア業界に不可欠な「相手に伝える」ことを意識して、誠実に就職活動を進めてまいります。
もう1つはより深く鋭い感性を持つ人間になることです。恥ずかしながら高校生までは学校の教育が面白いと思えず、ただ内容を覚えることに終始しておりました。大学生になり考える楽しさを知り、アルバイトの時間以外は本を読み、授業内容を復習しておりました。慶應義塾維持会の方々から自らの時間という大変貴重なものをいただいたゆえ、より一層自らの興味を深めていこうと思います。
繰り返しにはなりますが、維持会員のみなさまに厚く御礼申し上げます。将来は自らが次世代に支援を為せるよう、毎日を大切に生きていきます。
山形県出身 商学部3年(2020年度)