維持会奨学生からのメッセージ ー山口県出身

山口県出身

この度は、慶應義塾維持会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。家族一同、心より感謝申し上げます。
私の弟は、起立性調節障害という病気を患っています。この病気は、朝から体調が優れないことが多く、また明確な治療法もないため、母は一日中看病をしていることもあります。よって、母はいつ働き始められるかわからない状況です。父は正社員として働いていますが、家計の収入は多くありません。今後、弟が高校と大学への進学を希望していることも踏まえると、私の学費や教材費は家計の負担となっておりました。こうした状況にあり、慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、感謝の念に堪えません。
私には、小学2年生の時から変わらない夢があります。それは、「薬剤師になる」ということです。薬剤師という職業を知ったきっかけは、現役の薬学研究者として、海外でも働く叔父の存在です。幼少期は漠然と抱いていた夢も、徐々に具体的な目標へと変化し、現在は病院薬剤師としてチーム医療に携わりたいと考えております。夢が目標に変化する過程で、私自身が手術と入院を経験したことは大きな影響を与えてくれました。私は先天性の病気があり、県外の大学病院に通院してきました。入院した時に出会った病院薬剤師の方が、日常会話を通して薬の有効性や副作用を確認し、患者に寄り添う姿はとても印象的でした。医療現場を目にする機会が多かったからこそ、臨床という現場でお世話になった場所に恩返しをしたいと考えるようになりました。1年生の間は、薬学の基礎となる講義に加え、一般教養の授業の中から興味のあるものを選んで学んでいます。総合大学であることを活かし、他学部の人と関わりながら学ぶことは、コミュニケーション能力を培うことにも繋がっていると感じます。2年次以降は、より専門的に薬学を学ぶことができ、既に実習や研究を楽しみにしております。特に、臨床薬学や免疫学、漢方の分野は、処方の選択肢を増やすことにも繋がると思い、より詳しく学んでいきたいと思っております。
最後になりましたが、慶應義塾維持会の奨学生に選んでいただいたことに改めて御礼申し上げます。維持会の皆様のご支援により、学生生活を送らせていただいていることを忘れず、塾生且つ奨学生としての自覚と責任をもって学業に専念してまいります。

山口県出身 薬学部1年(2023年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金の採用内定をいただき、誠にありがとうございました。
早速母に報告し、母も大変喜び感謝しております。
この春、山口県から一人で上京し、初めての一人暮らしで、右も左も分からぬまま不安な気持ちを抱えて、慶應義塾大学に入学致しました。経済的な面での不安もあって、こちらの奨学金に申し込ませていただきました。ご縁をいただき、こちらの奨学金に採用していただいて、本当に嬉しく思っております。そして、深く感謝申し上げます。
こちらの奨学金に採用していただいたからには、慶應義塾大学での学生生活を自分自身にとってより有意義なものにしていきたいと考えております。
私には、将来国家公務員になりたいという夢があります。その理由としては、誰もが暮らしやすい、より良い社会の実現に貢献したいと考えてきたからです。また、これからの日本を構築していく若者たちが、金銭面の問題で進学を諦めることがないように、日本の奨学金制度をより充実させていきたいと考えたこともその理由として挙げられます。この夢を実現するために、慶應義塾大学で政治学や行政学についてしっかりと学び、国家公務員に必要な教養を身につけていきたいと考えています。そして、慶應義塾大学での学びをこれからの日本社会に還元していきたいと考えています。
また、新たな環境で多くの人々と関わり、新たな自分を見つけ、強みを更に増やしていきたいとも考えています。サークル活動では、一年生の内から役職につき、自分自身を成長させていきたいです。 
学業とサークル活動とアルバイトの並立を完璧にとまではいかなくとも、自分なりに精一杯、一生懸命に、全力で頑張りたいと考えています。
未熟な私ではありますが、今後とも宜しくお願い申し上げます。
未筆ながら、慶應義塾維持会の皆様の益々のご発展ご繫栄を心よりお祈り申し上げます。
まずは書中をもちまして、慶應義塾維持会奨学金の採用内定の御礼を申し上げます。

山口県出身 法学部1年(2023年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学生に採用していただき、心から感謝申し上げます。
頂きます奨学金は、すべて学費に充てようと考えております。
今年4月より弟が私立大学に進学したのを機に、2人暮らしができる家に転居した上で弟との生活を始めました。私は奨学金(貸与)を受けており、アルバイトを掛け持ちしていますが、研究や就職活動で思うように収入が得られず、弟もアルバイトを開始したとはいえ、家賃、学費等の負担は非常に大きい状態にあります。また、母は高齢の祖父母が営む旅館を手伝う必要があるためパートとして働くことが難しく、家族全体が地方公務員の父に頼っている状況です。しかし、今回維持会奨学生に採用していただいたことで、私自身はもちろん、親への負担を軽くすることができ、維持会の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
幼い頃から憧れを抱いていた慶應義塾大学に入学して、早いもので5年が経過し卒業までのカウントダウンが始まりました。大学生になると同時に親元を離れる生活が始まり、不安は非常に大きかったものの、大学でたくさんの人、たくさんのものに出会うことができ、次第に不安は消え、夢中で大学生活を送りました。また、慶應だからこそできた経験も数多くあり、多方面で強いつながりをもつという慶應の強みを実感するとともに、その一員になれた喜びを感じました。1つ1つの出会いが刺激となり励みとなり、今の私が作られたのだと実感しています。
将来は、「多くの人に喜んでもらえる商品を提供したい」という思いのもと、以前から興味があったメーカーであらゆる側面から人々の笑顔に貢献していきたいと考えています。
残りの大学生活、そしてそれ以降の人生でもさまざまな経験を積み、視野を広げ、向上心を持ち続けて、自分を磨いていきたいと思っております。そして、慶應の名に恥じぬよう、勉強する姿勢を忘れず、努力していく所存です。
最後に、慶應義塾維持会奨学生に採用していただいたことを改めて感謝いたします。慶應義塾維持会の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

山口県出身 薬学部6年(2023年度)


Page Top