東京都出身

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維持会奨学金採用状況(2007~2020年度)
総計
89名

この度は慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。私の父は5年ほど前に失業し、その間母親の少ない収入だけで生活する日々が続きました。現在父は再就職しておりますが、勤務年数が少ないため収入は安定せず、経済的に苦しい状況に変わりはありません。また、私自身もアルバイトをしておりますがとても学費を賄うことはできず、今後慶應義塾大学で学び続けることができるのか不安でいっぱいでした。また、妹が今年大学生になり、弟も今後大学受験・進学を控えていることから、少しでも家計への負担を軽くしなければという焦りもありました。この度採用していただけたことで、抱えていた様々な不安を解消することができ、維持会の皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
私は現在文化人類学のゼミに所属し、歴史の中で周辺化されてきた人々や文化に焦点を当て、フィールドワークを通して当事者の視点から物事を考える姿勢を養っています。様々な社会に生きる人々や文化との出会い、そしてゼミのメンバーとの議論を通して、自分の「当たり前」を疑うことの大切さを日々痛感しています。被爆3世の私は被爆者の差別問題に関心があり、東京の被爆者コミュニティに参加しながら被爆者への聞き取りを続けてきました。その中で、戦時中に捕虜や留学生として日本にいた外国人が被爆し、戦後補償において差別を受けてきたことを知りました。今まで被爆者を身近に感じながら生きてきたつもりでしたが、被爆者=広島・長崎にばかり目を向けており、無意識のうちに私自身が在外被爆者の周辺化に加担していたことに気付かされました。
このように慶應義塾大学での勉学を通して自分の知らなかった「他者」に出会うことで、自分の価値観や先入観を見つめ直すきっかけができ、新たな視点を獲得することができます。この素晴らしい環境で学び続けることのできる機会をいただけたことを大変嬉しく思います。数多くいる塾生の中から採用していただいたからには自覚と責任を持ち、これからも主体的に行動を起こして様々な人々や文化に出会い、視野を広げていきたいです。この度は誠にありがとうございました。

東京都出身 文学部3年(2020年度)


この度は慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。地方出身の方が優先とされる中、選出していただいたことに大変感謝しております。
コロナ禍の影響により自宅で授業を受けることができ、例年の大学生活と比較すると交通費や食費などの負担が軽減されると思われ助かる部分はありました。しかしながら、家計状況が苦しい状況にあることに変わりはありません。姉は社会人として就労しておりますが、兄が医学部に通っております。親はこれを見込んだ準備をしておりますが、父が定年を迎えたことに加え勤務先の雇用制度の変更により、収入が見込みよりかなり厳しい状況にあるため、奨学金を申請いたしました。今回奨学金をいただけることで安心して大学生活を送ることができることを大変感謝しております。
私の将来の目標は大学で培った法律知識と教養を活かし社会で活躍することです。具体的には、現在世の中では新しい情報技術を利用したサービスやビジネスが現れており、このようなこれまでにない分野を立ち上げる企業で、法務を中心として、新しい事業を推進する様々な業務に就くことを目標としています。そのためには土台としての法律の専門知識に加え、新たに開発されるものに対する理解も必要となります。慶應義塾大学では文系の学部であっても自然科学系の学問や自分の興味のある分野の履修が可能であり、このような充実した環境で、自分の将来の夢に向け勉学に励みたいと思っております。また、奨学金を頂けることで、アルバイトのみに時間が割かれてしまう心配なく、力を入れたい語学の勉強や興味を持ったことに挑戦できること、そして勉学以外でも一所懸命取り組みたいと考えている運動系サークルの練習に励むことができます。そのような大学生活における貴重な環境を作っていただけることに感謝いたします。
最後になりますが、慶應義塾維持会奨学生として採用していただいたことに重ねて感謝を申し上げます。勉学及び課外活動に日々一層精進してまいります。

東京都出身 法学部1年(2020年度)


昨年に引き続いて慶應義塾維持会奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。皆様からのご支援を賜り、集中して勉学に励むことができることに深く感謝するとともに、奨学生の名に恥じぬよう気を引き締めて精進して参ります。
中学生の時に父が病死してから、私の家庭は母のパート収入と遺族年金で生活をしております。日本学生支援機構でも奨学金を頂いておりますが、学費を全額支払うことはできず、父の保険金を切り崩している現状です。さらに今年はCOVID-19の流行もあって母の収入は減り、私もアルバイトができない状況で経済的な困窮が続いておりました。このような状況の中で、今回奨学生として採用していただくことができ、母の負担を軽くできること、また卒業研究に打ち込むことができることを非常に嬉しく思います。
現在私は薬学部5年生であり、実務実習を終えたところです。実習を受け入れられない施設もある中で、先生方や病院や薬局の医療従事者の方々のご尽力を頂くことで、制限はありながらも実臨床における薬剤師の職務を見学・体験することが出来ました。これまでの4年間で身に着けた知識をもとに実務的な薬物治療を勉強し、また対患者様や対医療従事者とのコミュニケーションの重要性についても学びました。薬学的観点に基づいた根拠や提案をすることで、薬物治療の適正化に繋がり、各医療従事者の負担を軽減するとともに患者様の不安を取り除くことができると感じました。
現在は研究室で筋委縮に関する研究を行っており、実臨床に有用なエビデンスを構築するべく精進しております。これらの研究を通し、エビデンスに基づいて薬物治療の有効性を適切に評価することができる薬剤師になりたいと思っております。
末筆ではございますが、奨学生として採用していただいたことに重ねて感謝を申し上げますとともに、慶應義塾の発展及び維持会の皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

東京都出身 薬学部5年(2020年度)


奨学生のメッセージ 奨学生の出身地別に掲載しています。