鳥取県出身

鳥取県出身

この度は、私を慶應義塾維持会奨学金2021年度採用者に正式決定してくださり、誠にありがとうございました。
さて、私の今後の学業および学生生活の目標ですが、まず学業について、漠然としておりますが、私は大学院に進学することを目標にしております。しかし未だ研究分野についてこれといったものは定まっておりません。それは、私は理工学部物理情報工学科に所属しており、そこでの授業を通じて電磁気学、制御工学、光工学、計測工学といった多岐にわたる分野に現状興味を持っており、まだ1つに決められないでいることが理由です。ただ、これら関心のある知識を会得することが私は好きであることは確固として言えるため、先述のように大学院まで進み、勉強したいと考えております。
加えて学生生活の目標としては、趣味の範疇になりますが今生活している関東をもっと見て回り、私の知らない世界を学びたいと思っております。元々私は高校卒業まで鳥取県で育ったのですが、田舎故に電車もなく、生活圏はほとんど自動車で20分以内に移動できる程度の狭いものでした。その後浪人生となり、京都府の予備校に通い始めたのですが、そこでは交通網が地元と比較して発達しており、1人で移動できる範囲が大きく広がりました。そこで休みの日に大阪に幾度か出かけたのですが、そこで目にした景色は実際に見たことがなかった多様な人種の人々、大阪城、淀屋橋、四天王寺といった歴史的建造物、活気に満ち溢れた梅田や難波といった都心地域であり、まるで別世界に来たような気分になり、自身の世界観が大きく更新されたように感じました。そこで自分の過ごしてきた世界の狭さを知り、さらにそれらの溢れる東京都を中心とした関東に出てみたくなり、大学進学でここまでやってきたという過去があります。加えてこれらの新たな価値観を得るには、社会人になる前の潤沢に時間のある学生時代が最も余裕があり適していると考えているため、関東で見聞を広めるのを学生生活での目標としています。
最後になりますが、これからも慶應義塾維持会奨学金2021年度採用者としての自覚を持って学生生活を送ろうと思います。改めまして、この度はご支援くださりありがとうございました。

鳥取県出身 理工学部3年(2021年度)


このたびは奨学生に選んでいただき誠にありがとうございます。家計が急変し学問の継続が危ぶまれていた折に、このようなご支援をしていただける機会に恵まれ、慶應義塾維持会の皆様への感謝と、経済的な不安が取り除かれた安堵で胸が一杯になりました。
今後益々自身の専攻する国文学を真摯に学んでいく所存です。今現在は国文学の門戸を叩いたばかりで、先生方の深奥な研究と膨大な知識が詰まった授業を懸命に吸収し、拙いながらも自分なりに思考を巡らすことに努める学生生活を送っています。そこから享受することは大変新鮮で、計り知れない奥深さに圧倒されます。人間は常に清く正しく美しい存在ではあり得ず、残酷さや醜さ、嫌悪を孕みます。その人間を大本として生まれる文学を学ぶのは時に苦しく、不可解で、悩ましく思えたりもします。しかしそこに向き合い考え続けて初めて見えてくるものは、やはり尊く、他の何物も匹敵しません。私はここに学問の魅力の根源を見ます。このような心境に至る経験が、私の学びに対する姿勢をかなり強固にしてくれました。そして今後の大学生活は、慶應義塾維持会の皆様からのご支援で成り立つことができるものですので、非常に身が引き締まる思いが致します。これからも実直に、地道に、学問を深めて参ります。
上記のような修学を経た先に私が目指すのは、出版社で編集者として働くことです。小学生の頃から断続的にではありますが思い描いていたことで、大学に至った今、その思いはかなり重層性を持ちました。私は本に支えられ、助けられたことが多々あったのだとつくづく感じます。言葉や知識を学び取るのは勿論、受験小論文の土台作りで読み漁る中、自分の視野が広がっていく喜びを得ました。何も考えたくないときは別の世界に浸れました。あの作品のあの登場人物の生き方を思い出し、へこたれそうな自分を鼓舞したことも一度や二度ではありません。辛さや悲しさも、ずっと前に読んだ小説の主人公への共感に変わり、心の慰みになりました。本は人生の一助です。人を支える本を生む作家の方々を、私は編集者として支えたいです。その実現を志し、今の私は精一杯大学生活に取り組んでいきます。
このたびは奨学金のご支援をしていただきまして、誠に感謝申し上げます。

鳥取県出身 文学部2年(2019年度)


この度は慶應義塾維持会奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。私は慶應での修士課程2年間を経た後に米国の大学の博士課程に進学することを視野に入れていたのですが、それを達成するには大きな資金が必要であり、その一方で兼ねてより不安定であった家計がさらに不安定になってしまったため、貸与型の奨学金をさらに増やす他ないという状況になっていました。 そんな時にこの維持会奨学金の存在を知り、結果として奨学生として採用されたので、このお金は学費の支払いや留学への準備金の一部として利用させていただきたいと考えています。
私の両親は家計の不安定さに不甲斐無さを感じ、常に子である自分の将来を心配してくれていたようなのですが、本奨学金の奨学生として採用が決定したのを報告した時はとても喜んでいて、家族内に流れていた淀んだ空気も少しずつ浄化されつつあり、単純に追加の資金を得ることができたという事実以上の効果がもたらされているように思います。
さて、私は理工学部の4年になり、研究室に配属されてから約半年が経とうとしています。2月から研修が始まり、始めは不慣れな英語論文の読解やその研究内容の理解に苦戦しましたが、指導教員の先生や経験豊富な上回生のアドバイスが大きな支えとなり、今ではそれらがほとんど苦に感じることはなくなりました。また、今後の研究テーマに関しましても、先生との話合いの末、大まかではありますがその方向性は見えてきたような気がします。
私は博士課程に進学し、その後は企業か研究組織の一員として働くことを希望しています。博士号は修士号までとは異なり、国際的な学術会議に論文を通す必要があるため、将来にその条件を満たすような研究業績を上げることができるように、毎日の研究や授業を真剣に取り組んでいきたいと思います。また、そう言った地道な努力を積み重ねていき、慶應義塾の名に恥じないような一流の研究者になりたいと思います。

鳥取県出身 理工学部4年(2017年度)


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