塾長メッセージ

全社会の先導者を目指して

今日までの多くのみなさまからの温かいご支援に改めて御礼を申し上げます。

慶應義塾が1858年の創立以来、多くの困難に見舞われながらも、日本を代表する学問・教育の府となり得たのは、福澤諭吉の唱えた「社中協力」の精神があってこそでした。

先行き不透明な状況の中、新たな時代に向けて慶應義塾が目指すもの、それは「未来の先導者としてグローバルに活躍できる人材の育成」です。義塾が長らく強みとしてきた先進的かつ独自性に富んだ教育研究活動をさらに加速させ、魅力と競争力を兼ね備えた人材を輩出していきます。

慶應義塾の未来を支えるために、みなさまからのますますのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

慶應義塾長 伊藤 公平

慶應義塾の「未来」と「現在」を支える

慶應義塾では先進性と独創性に富んだ教育研究活動を提供しつづけるために、自らが継続的に発展できる組織となることを目指します。
目標の実現にあたっては、慶應義塾の「未来」を支える「慶應義塾教育充実資金」と慶應義塾の「現在」を支える「慶應義塾維持会」へのご支援を有効に活用します。

慶應義塾は「資金」と「基金」の両輪で
柔軟に教育・研究を支援しています

「資金」と「基金」の違い

いただいたご寄付そのものが事業に活用されます。
大規模な金額を、重点事業や緊急性が高いと慶應義塾が判断する活動に効果的に充当します。
「慶應義塾教育充実資金」は資金に相当します。

いただいた寄付金は保全され、その運用益が事業に活用されます。
基金は将来にわたり「保全」されるので、継続的な教育研究活動を実現できます。
基金の拡充にともない運用益が増えると、より多くの事業を支援することも可能になります。
「福澤基金」「小泉基金」は基金に相当します。

維持会へのご寄付について

維持会にご支援いただいた寄付金は、主に慶應義塾の財政支援のための資金として活用させていただき、一部を維持会基金への組入れとさせていただいております。

2021年度は慶應義塾の重点施策であるポストコロナ教育研究支援事業(コロナ対策、ICTインフラ整備、ハイフレックス授業環境整備など)に活用させていただきました。

維持会基金(約42億円)からの運用益を、維持会奨学金(年間135名を支援)やキャンパス整備資金など学生支援事業に充当しております。